『Show You a Body』Haley Heynderickx 和訳

I am letting you go.I am letting you go.
I am letting you go,awry.

私はあなたに許した 私はあなたに許した
私はあなたに許してしまった

It was more than a race,
more than the wind chasing the flood,
you opened the gates.

争いよりも強く
水面を走る風よりも強い力で
あなたは門を開けた

And fate is a sundress,ripped at the thigh,
thigh high in safety nets,
swarmed by the hornets' nest,
I cover my eyes.

運命は蜂の巣に囲まれたサンドレス
安全ネットの張られたスカートさえ引き裂く
私は目を伏せる

It was more a mirage,in sickness and health.
I showed you a body like a cluttered garage.

過去は幻想を上回る 不調と好調に振り回されながら
私は散らかりきった身体をあなたに見せた

I am humbled by breaking down.
I am humbled by breaking down.
I am humbled by breaking down.
I am humbled by breaking down...

私は打ちのめされて臆病になっている
私は打ちのめされて臆病になっている
私は打ちのめされて臆病になっている
私は打ちのめされて臆病に...

 

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Haley Heynderickx(ヘイリー・ヘインドリックス)のアルバム『I Need to start a garden』より5曲目「Show You a Body」の和訳です。おそらくアナログ盤ではこの曲からがB面です。CDしか持ってないのに平然とアナログ盤のことを語っていきます。

いつものことですが知らない英単語が多く、単語の意味を調べても歌詞の意味を理解できず、ものすごい顔になりながら死にものぐるいで意訳をしました。

なんとなく、自分なりに意味を通すことを目標に和訳をしましたが、残念ながら自信がないです。なので、急遽僕がこの曲で好きな部分を発表します。曲の最後に繰り返す”I am humbled by breaking down”という歌詞が大好きです。簡単に言ってしまうと弱音の繰り返し…。同じように好きな歌詞で、Blur「Country House」の”Blow,blow me out I am so sad,I don't know why”って繰り返しの部分とか、The Beach Boys「I Just Wasn't Made For These Times 」の”Sometimes I feel very sad”って繰り返しの部分とか、大好きです。やっぱりロックは弱音吐いてなんぼですよね。

…まあそうとは限らないですよね。よくわかります。

この曲に対して、解説をできるレベルに達することができず不甲斐ないです…。ただ、和訳にチャレンジする前よりは曲の理解が深まった気がするので、やってみてよかったです。読んでいただきありがとうございました。次もがんばります。

『Worth It』Haley Heynderickx和訳

Everyone is ready for their outlier,
everyone is ready for their call.
Maybe I maybe I've been selfish for these sounds.
Finally I'm ready for the silence,
finally I'm out of this cloud.
Maybe I maybe I've been selfish all along.

誰もが道を踏み外さないようにしている
誰もが他人の言葉に耳を傾ける
私はたぶんそういった声を無視しているんだろう
私が見据えているのは静寂
私は群衆から抜け出る
私は自分勝手なのかもしれない

I guess you should know that.
That I don't need you there,
but I need you sometimes.
But not all time, though.
I need you there. I need you there.

あなたにはわかってほしい
私があなたを必要としていることを
いつもというわけではないけど
私にはあなたが必要 私にはあなたが必要

So you're waiting on a coastline
waiting for the right sign,
waiting for the oppotunity to hit you right,
so put me in a line,add another line,
soon you'll have a box and you can put me inside.

彼らは海岸線を欲している
客観的事実を欲している
彼ら自身が正しいと他人から評価されることを
彼らは私をラインの上に立たせる
別の道もやはりラインの上
そのうち彼らは私を箱の中に閉じ込める

Put me in a box,boy,put me in box,
put me in box and call me anything you want,boy,
put me in a line,put me in a line,
put me in the morning put my feelings into life.
Put me in a box,boy,put me in box,
put me in box and call me anything you want,boy,
put me in a line,put me in a line,
put me in the morning put my feelings into life.

箱の中 箱の中 箱の中に閉じ込めた上で
私が何を望んでいるのかと尋ねる
ラインの上 ラインの上
私を朝の中に 私の感情を人生に放り込む
箱の中 箱の中 箱の中に閉じ込めた上で
私が何を望んでいるのかと尋ねる
ラインの上 ラインの上
私を朝の中に 私の感情を人生に放り込む

And anything goes. Anything you want.
And anything goes. Anything you want.

そして何もかも過ぎ去る
「あなたは何を望んでいるの?」
そして何もかも過ぎ去る
私が何を望んでいるかだって?

Everyone is ready for their outlier,
everyone is ready for their call.
Maybe I maybe I've been selfish all along.
Finally,I'm ready for the silence,
finally,I'm ready for nothing.
Maybe I've maybe I've been selfish,
or maybe I've maybe I've been selfless.

誰もが道を踏み外さないようにしている
誰もが他人の言葉に耳を傾ける
私は自分勝手なのかもしれない
私が見据えているのは静寂
私が見据えているのは”無”
私は自分勝手なのかもしれない
あるいは自分を持っていないのかも

Maybe I've maybe I've been worthless,
or maybe I've maybe I've been worth it.
Maybe I've maybe I've been worthless,
or maybe I've maybe I've been worth it.
Maybe I've maybe I've been worthless...

私には価値がないのかもしれない
いや私には価値があるはず
私には価値がないのかもしれない
いや私には価値がある…?
私には価値が…

 

youtu.be

 

Haley Heynderickx(ヘイリー・ヘインドリックス)のアルバム『I Need to start a garden』より4曲目「Worth It」の和訳です。アルバムの中で最も長い8分弱の大作ですが、曲調が激しくなったり落ち着いたりと展開が多く、長さを感じさせない曲です。おそらくアナログ盤ではこの曲までがA面だと思います(アナログ盤持ってないから推測だけど…)。

この曲の和訳についても、1〜3曲目の和訳同様すごく苦労しましたが、なんとか意訳をして曲の理解が深まったというか、なんとなくこういうこと言ってるのかな?という段階にはかろうじて至ることができました。やったぜ。

3節目の「(彼らは)箱の中に閉じ込めた上で私が何を望んでいるのかと尋ねる」と訳した部分は、集団意識に反発しながらも行き場がなく、不満と迷いを抱える「私」の状況がある種痛快に表されているように感じて、けっこう気に入っている箇所です。

尚、4節目の「彼らは海岸線を欲している」という訳は、"coastline"という単語を"海岸線"という言葉以外で置き換えてしまうことは作者に対して失礼かなと感じたのでそのまま訳し、少し固い和訳になってしまいましたが、「一般群衆はいつでもどこか自分自身に不満を感じていて、何か新しいものを探し求めている」といったニュアンスではないかと推察しています。

訳してみると、なかなかロックな歌詞でしたね。ヘイリーさんも悩んではるんやな…。前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいましたが、久しぶりに和訳したら楽しかったので、この調子で次の曲もがんばりたいです。読んでいただきありがとうございました。それでは。

『Jo』Haley Heynderickx和訳

Joan
You are alone
Your kindness
The sweetest that I've ever known
Like honeycomb
Holding the bee in the folds

ジョアン あなたは孤独
あなたは私の知りうる誰よりも優しい
それは蜂の巣のよう

Be good
Be good or be gone
Oh I slept like a baby
With you in my arms
Oh I slept like a baby
With you in my arms
Out of harm

優しくしてくれないならいっそ消えて
私はあなたと赤子のように眠った
私はあなたと赤子のように眠った
私の腕の中で 痛みも忘れて

Be well
Bring our upsells
And you tended your garden
Like heaven and hell
And you built the birds' houses
To see if it helped at all

あなたはアップセルを促す
天国と地獄にいるように庭の手入れをする
そして自分で作った鳥小屋を眺める
まるでそれが全ての救いかのように

And be known
Lover of song
And I still watch the fig tree
You planted all grow
And it's fruit is the sweetest
That I've ever known

あなたは歌を愛している
私はあなたが育てたイチジクの木を眺めている
その果実は私の知りうる何よりも甘い

Haley Heynderickx(ヘイリー・ヘインドリックス)のアルバム『I Need to start a garden』より3曲目「Jo」の和訳です。題名の「Jo」は歌い出しJoan(人名)の略称と思われます。調べてみたところJoan(ジョアン)はJohn(ジョン)の女性形とのことだったので、恐らく女性の名前だと思います。

前記事「The Bug Collector」では歌詞に虫の名前がいくつか出てきてなんとなくアルバムのタイトルを彷彿とさせると書いたのですが、この曲でも歌詞に"庭"が出てきます。個人的にこのアルバムをコンセプトアルバムとは考えていなかったのですが、もしかしたらゆる〜くコンセプトが通っているアルバムなのかもしれません。

前2曲と比べて和訳はしやすかったのですが、1箇所どうしてもわからないところがありました。第3節のupsellという単語、「より高いものを買ってもらうこと」という意味のビジネス用語だそうで、ここだけどうしてもうまく和訳できませんでした。急にビジネス用語出てくるんだもん…何か違う意味があるのかな。

正直、和訳しやすかったとはいえ歌詞の考察ができるほど歌詞の内容を理解できていません。ほんと歌詞の和訳って難しいですね…。でもなんとなく曲のニュアンスがつかめることで、このアルバムを今まで以上に楽しめるようになることは確かなのでめげずに頑張ります。

次回はアルバム4曲目「Worth It」を和訳します。それでは。

『The Bug Collector』Haley Heynderickx和訳

And there's a centipede
Naked in your bedroom
Oh, and you swear to God
The fucker's out to get you

寝室に1匹のムカデ
あなたはそれを拒絶している

And I digress
'Cause I must make you the perfect morning
I try my best
To scoop the slugger out the window

私はそれを窓の外に逃してやり
あなたに万全な朝を用意する

And there's a praying mantis
Prancing on your bathtub
And you swear it's a priest
From a past life out to getcha

浴槽には飛び跳ねるカマキリ
この虫の前世は僧侶だったかもしれない

And I digress
'Cause I must make you the perfect evening
I try my best
To put the priest inside a jam jar

私はそれをジャム瓶に捕まえて
あなたに万全な朝を用意する

And there's a millipede
Angry on your carpet
Oh, and I must admit
He's staring with a vengeance

カーペットに威嚇するヤスデ
それはいつかの私への復讐?

Oh, and I digress
'Cause I must make you the perfect morning
And I try my best
To prove that nothing's out to get you
To prove that nothing's out to get you

私は見て見ぬふりをする
もう失うものはないと言い聞かせて
あなたに万全な朝を用意する
もう失うものなんてないと言い聞かせて…

 

Haley Heynderickx(ヘイリー・ヘインドリックス)のアルバム『I Need to start a garden』より2曲目「The Bug Collector」(直訳で虫収集家)の和訳です。ガットギターのアルペジオで奏でられるとても美しい曲。Spotifyの再生回数ランキングもこの曲が1位みたいです。

前回アルバムの1曲目「No Face」和訳記事で訳すのめっちゃ難しかった…と弱音を吐いていたのですが、今回の方が難しかった…(毎回言うかもしれん)。なんせ知らない単語が多い。虫の名前なんて1つも知らないから全てググったわけですがそのたびご丁寧にリアルな虫の画像が表示されるので心が折れかけました。

前回同様、端折りまくり意訳しまくりの和訳です。歌詞の意味が分からなさすぎて海外レビューサイトの記事を読んでみたところ、「虫を殺したりせずに逃してあげたりむしろ収集したりする彼女の温かな心が表れている」的なことが書いてあったので、なるべく虫に優しい目線で訳しました。

歌詞に虫がたくさん出てきて、アルバムのタイトルやジャケットから読みとれる『庭』というモチーフが少し感じられます。曲のニュアンスはなんとなくつかめた気がしますが、3節目の"この虫の前世は僧侶だったかもしれない"の辺とか訳した自分でも何言ってるか分かんないです…。誰か教えて…。

次回はアルバム3曲目「Jo」を和訳します。それでは。

『No Face』 Haley Heynderickx 和訳

Face me
Face me entirely
Tell me
Tell me what's wrong here
Is it the bridge of my nose
Or the backs of my skin
Is it the pull of my hips
That you couldn't let in

私としっかり向き合って
何が気に入らないの?
鼻筋や肌の色
それとも体を許さないこと?

Is it the bridge between worlds
That makes you feel alone
Well I wish that I had known
You're alone
Well I wish that I had known

国境が生み出すわびしさ
あなたの孤独をもっと感じられたなら

Is it the bridge of my hair
Or the back of my skin
Is it the weight in the room
That you couldn't hold in

髪型や肌色
あなたが耐えられなかったこの部屋の空気

Is it the bridge between worlds
That makes you feel alone
Well I wish that I had known
You're alone

国境が生み出すわびしさ
あなたの孤独をもっと感じられたなら

 

初投稿です。

輸入盤しかない音源だと当たり前ですが解説や訳詞が載っておらず、めっちゃ良い曲なのに歌詞の意味がわからん!となるので、拙い和訳で恐縮ですがブログをはじめてみました。僕と同じアーティストや楽曲を好きな方がいらしたら、この記事が曲の世界観をイメージするきっかけに少しでもなればとても嬉しいです。もしも違った解釈や、この訳は間違っている!などのご意見がございましたらぜひともコメントいただけますと幸いです。

ということで、第1回目の投稿はHaley Heynderickx(ヘイリー・ヘインドリックスと読むそうです)というアメリカ人シンガーソングライターの一枚目のフルアルバム『I Need Start a Garden』(このタイトルめっちゃ好き。直訳すると『庭をはじめる必要がある』)収録の「No Face」という曲。なぜこの曲を選んだかというと、アルバムの1曲目だから。

僕がこのアーティストを知ったきっかけは、Spotifyのランダム再生(アルバムを聴きおわるとなんか勝手に始まるラジオ?みたいなやつ)で同アルバム収録の「Oom Sha La La」という曲が偶然流れたからです。僕は不真面目なリスナーなので、だいたい初めて聴く曲(しかもSpotifyが勝手に流してる曲)はそんなにしっかり聴いておらずほとんどの曲が印象に残らないのですが、この曲は違いました。僕が最初に想起したのはVelvet UndergroundNicoのボーカル。曲調もなんとなくLou Reed感があって、まあ簡単に言えば僕の趣味にブッ刺さったのです。(この曲に関してはもっと語りたいことがたくさんあるのですが、「Oom Sha La La」和訳の記事のときに書くことが無くなってしまいそうなのでこの辺にしておきます。)

No Faceは直訳するとカオナシだそうです。それ以外の意味もあるのかな?ジブリ好きとしてはどうしても千と千尋の神隠しを想起してしまいますが、おそらくあのカオナシでは無いと思うので、なにか別の意味でしょう。和訳してみた歌詞の内容から考察すると、しっかり向き合ってくれない(向き合うことができていない)こと=No Faceというようなニュアンスでしょうか。

1曲目から弱音を吐くのもなんですが、この曲の訳ほんとに難しくて、ほとんど意訳になってしまいました…。先にも書きましたが異なった解釈があればぜひぜひ教えていただけると嬉しいです。

投稿ペースゆっくりになりますが、とりあえずこのアルバム収録の全8曲を曲順に和訳していこうと思います。それでは。